遅い夏休みを取り、北陸へと遠征して参りました。天気は恵まれたり降られたりと
色々でしたが、小松では戦闘機を、富山、新潟ではロシアの航空機をと狙ったとおりに
いろいろと撮れた遠征で、楽しみました。3年前に行ったのと同じ道のり(宿まで一緒)
での旅行でしたが、機材が変わっただけではなく写真に対する考え方も(ロケーションの
取り方、撮影の仕方)変わっていて、ついでに同じ宿にステイしたことからそれらの
違いを実感でき、何年かに一回同じ行程、同じ宿で旅行するのは楽しいということに
気付いた旅行でした。
CV LX-UCV 747-400F(SCD) 2006/09/03
初日は半日掛けて小松に移動、午後小松でロケハンを兼ねて撮影。ポイントは基本的に
デッキ以外は滑走路の両エンド。しかし、民間航空機を撮るには両エンドのポイントは
少し遠すぎて今一つのような、、(創造力の欠如?)デッキは有料(50円)、午後順光。
50kmという素晴らしい視程を得たにも関わらずこの日の一枚はグランドハンドリング。
小松名物のCV/CLXは週4回の飛来。ターミナルビル北側のバスプール前あたり
からこの画が狙えます。
NH JA8400 A320-200 2006/09/05
3日目、金沢の宿を引き払い能登へ。道中やはり雨が降り出す。前線の影響で、下手を
すれば週末まで雨が続くとか。雨には降られたが思いの外移動がスムーズに行き、
能登空港には1日2便のうちの午前便を撮影できる時間に到着。能登空港は定期便は
1日2便(東京ゆき)のみのトラヒックながらターミナルビルは道の駅と各行政機関のビルも
兼ねていて非常に効率的で行く度に感心します。前回735だった東京便は、今回320に。
地元のニュースでは、平均搭乗率が目標(64%)を上回り66.5%で、協力金が全日空から
県と地元自治体に支払われたとか。
http://d.hatena.ne.jp/saku-y/20060514/p2
XF RA-87273 Yak-40 2006/09/06
4日目、能登の温泉で骨を休めた後は富山へ。時折激しく降る雨に打たれながらの撮影。
前回来た時はビル3階からデッキに入った気がするのですが、今では4階から入るように
変更されていました。(入場料100円)富山は河川敷にある少し変わった空港で、今回は
その川を挟んだ反対側から撮ってみたかったのですが、天気が悪く仕方なくデッキから。
昼前にウラジオストクから来て、1時間足らずで飛んでいくXF/VLKのYak-40。32人乗りの
その機体は小さく可愛らしさすら感じられるのですが、ウイングスパンは全長より広く、
乗務員は4名と立派な(?)もの。果たして週3回この機材、規模で商売が成り立つのか
疑問ですが、見ている方は変わった機体が見れるのは嬉しいものです。(苦笑
H8 RA-64503 Tu-214 2006/09/08
最終日、6日目も新潟。思ったより前線が停滞しなかったためか、この日は朝から好天に。
視程はむしろ前日の方があったくらいでしたが、贅沢は言ってられません。JCABが
レーダー類の点検に飛来したり、JCGや航空大学校が訓練で飛来したり、新潟空港ベースの
JASDF(新潟救難隊)、新潟県警も訓練したりその上民間の小型機も多く飛来、忙しい一日となりました。
写真はこの日の目当てのH8/KHBのTu-214。2001年に量産型初飛行と比較的最近の機体
なので上にあるようなTu-154やYak-40ほどの特徴はありませんが、相変わらず独特の
何かを発していることは確かでした。機材繰りの問題とかで到着時間になっても現地を
飛び立っていないことが判り、果たして撮れるか心配しましたが、1時間遅れでの
飛来でした。