ひ こ う き さ つ え い に っ き

飛行機の写真を撮った記録

FM B-2880 B757-200


まず、空港に向かうタクシーでメーターが稼動していない。ああ、タクシー代を交渉しなきゃ
ならないのかと面倒に思っていたら、空港に着き、おカネを払う時に最初からこっちが思って
いた値段で折り合うことができた。ラッキー、と思っていたのも束の間、チェックインを
しようとしても予約がないと言う。一緒に移動する上司の予約は入っているので、何かの
手違いかと思い再度確認させるも、やっぱりない。何度かやり取りの応酬をするも埒が明かず、
ついに会社に電話し、予約状況を確認すると旅行代理店の手違いで予約が入っていないことが
判る。結局、その場でチケットを買うことに。チケットを買うのにクレジットカードを使おうにも
中国のカード以外は受け付けないという。仕方なくATMで相応の現金をおろし、チケットを入手。
現金で航空券を買うなんて、どれだけ久し振りの話だろう。途中、何度もこの日のうちに
帰ることを諦めかけたが、、、
チケットを手に入れ、チェックインをし、セキュリティチェックを受け、ゲートに行くと今度は乗る
はずの機材がない。乗り継ぎがあるのになぁ、と思って途方に暮れているとこちらは搭乗開始
時刻(STD1130に対し1100)になって目の前の滑走路にFM/CSHの757が着陸。乗る機材があれ
だったらまだ希望があるかも、と思っていたら果たしてその機材は目の前の空のゲートに。
やれやれ、30分遅れくらいで済むかと胸を撫で下ろしつつ搭乗時間を待ち、予想通り30分遅れで
搭乗開始。搭乗し、順調にスポットアウト、滑走路にかかろうかという時にトイレから人が
フラフラと出てきて、出てきたトイレを見ながら2、3人の乗務員が困った様子。しかし、そんな
ことはお構いなしに機体はタキシングを続け、ついには滑走路へ。そうすると、今度はさっき
トイレから出てきた人の付近が騒々しい。ベルトサインが再度鳴り、機体が滑走路に入り、
いよいよ離陸という時にその付近の人たちが英語で飛行機を止めろ、と騒いでいる。何が
起こったにせよ飛行機が離陸さえしてくれれば何とかなるだろうと思いつつ状況を見ていたが、
最初制止していた乗務員も何が起こったのか状況を理解したのか、果たして機体はロールする
ことなく滑走路上をタキシングし、エプロンへ。アナウンスで医者が呼ばれ、タラップ車等々が
横付けされる。上海での乗り継ぎ時間は2時間、しかも次のフライトのチェックインをしなければ
ならない。既に30分は遅れている。急病人を降ろして、その人の荷物を降ろして、ってやって
いると軽く30分はかかりそうだ。ひょっとしたら機材を代えるかも知れない。何度か中国語で
アナウンスが入るが、そんなの判るはずもない。
10列くらい前で何が起こっているのか知ることもできず、これから何が起こるのかも判らず
ただ見ていると、医者と看護婦らしき人が乗り込んで来て、急病人本人とその奥さんらしき人を
連れて行き、しばらく後に再びエンジンオン、タキシング。結局、トータル1時間遅れで離陸。
付近に座っていた人は皆後方に移動。問題の手洗いと座席付近は使用不可に。